将来、比較的自由に余暇活動をエンジョイしたいと思いませんか?人間関係作りと膝の痛み対策で、おひとりさまの老後に備えることが出来ます。だけど、おひとりさまって
あるとき、ショッピングセンターのフードコートでくつろいでいると、一人のおばあさんが老人車を押していました。すると、私に近づき財布から300円を取り出すと、私にこの様に言われるのです。
「お金を上げるので電話をかけて、迎えを呼んでちょうだい」
お金は要らないと言ったのですがどうしても受け取って欲しいといわれます。老人介護の現場にいると、お金を渡せなかったこと、自分の行為を受け取ってもらえなかったことで、苦痛の相談もあった事を思い出し、しつこく断らず頂きました。
電話をかけた後、同じテーブルで会話をしたのですが、近所の若者がいつでも迎えにくる話になっているそうでした。
その方が言われるには、今までお茶のみ友達のところへ歩いて行って話をしていたのだけど、最近は膝が悪くなって歩くことがままならなず、遊びに行くことができないと言われていました。
時々こうやってショッピングに来るのが楽しみだと言うことでしたが、送り迎えをしてくれる方とは全くの他人だそうです。
友達とお茶も飲めなくなるなんて膝を痛めると行動範囲が狭まりますね、一人暮らしだと家に居ることがメインですが、人間関係が出来ていれば家からの移動手段が増える場合もあり活動が活発になります。
介護の現場では「膝が痛くて歩けない」と「膝が痛くて歩かない」は全く違います。後者は、本当は歩けるけど、介護者が歩かせてないだけではないのか?そのような考えから歩かない利用者を歩かせようと毎日頑張っていました。
ある日、車椅子の方がレクレーションをしている最中に興奮して思わず立ち上がってしまいました。「危ない危ない、急に立ち上がると危険ですよ」そう声をかけたのですが、職員の一人が、「立位が出来ない人でしょ、あの方って」と言ったので「立てれるじゃん」とみんなで感動したことがあります。
ショートステイで利用されていた方だったのでご家族のもとへ送り、レクでの出来事をお話しすると、「あっ、立たせないでもらえますう、家で見るのがしんどくなるので」とのきついお言葉。
現実を突きつけられ、あの感動はなんだったのかと悲しくなりまいた。娘との人間関係が出来ていれば次は歩けるようにケアプランを変更ができたかもしれません。
そして歩くことができるようになれば、自信につながったり、今までより前向きに人生観が変わることだってあるかもしれません。
いずれ誰もが直面する老後の心配、どうしても生活資金、お金に考えが行くのですが、それと同じくらい健康管理や人間関係の対策も必要です。
老後の心配は感謝の気持ちも大切です→貧乏生活、極貧で節約するなら感謝の言葉を言おう
膝の痛みを訴える施設の利用者が多かったのですが、足腰が丈夫で、おひとりさまであっても、友達関係が良く、最低限度生活できるお金があれば幸せに暮らせる確立は高くなると思います。
あなたも、健康管理と人間関係をあらためて考えてみませんか?
私もひとりですが、この、「おひとりさま」っていう言い方がなんか嫌な感じするんですよね、大体、「ひとり」に「様」をつける必要ないと思うんですけど。
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