株式会社PHP研究所から発行されている書籍、「50代から人生を楽しむ人、後悔する人」を読みました。

私は今、参議院選挙の投票から帰って来た所です。これからの日本に一票投じてきました。

いえ、その前に、50歳からの生き方に向けて、これからの私はどうなるのか?こちらの方も心配です。

 

2015年版世界保健統計では、日本の女性の平均寿命は86.61歳で世界一。男性は80.21歳で世界4位となっています。

私が80歳まで生きると考えると人生の半分を生きた所で、もう半分をどの様に生きれば良いか考えるチャンスの年が2016年なのです。

この本の表紙にさだまさしさんが書かれた記事の題名が書いてあります。「幸福は、すでにあなたのポケットに入っている」この文章が目に留まり手に取りました。

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それと同時に連想したのが美空ひばりさんの東京キッドでした。41歳の私が東京キッドを知っているのは介護施設で女装して歌ったからなのですね。

私としてはお祭りマンボの方が得意でした。まあそれはいいとして。

 

夢とフランス香水やチューインガムなどのモノを持つことで、幸せを感じることができる時代の始まりを、象徴する歌なのかなと思います。

「50代から人生を楽しむ人、後悔する人」には多くの方の記事が編集してあるのですが、ノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんはこの様に書かれています。

「自らの力で道を見出そうとしないで、誰かが何とかしてくれるのをただ待っている。とても依頼心が強くなっています」これは私にとって耳が痛い言葉ですね。

一見仕事を辞めて自らの力で何かをしようとしているように見えて、実はもっと楽に生きて行けないか、明日宝くじが高額当選しないかと考えたりしています。

インターネットが発達したおかげでいろんな情報を知ることができます。簡単にお金を稼ぐ方法。

半年後には海外で暮らせるようになる。マンションを購入しました。41歳の私は焦るのですね、今からマンションが買えるのかと。

 

ただ40代で闇雲にモノを求めて生きた場合、50代からはハッピーとはならないでしょうね。脚本家の山田太一さんの記事にこんな文章があります。

「ほとんどの人たちはかつての幸福の条件はなんとか満たしているでしょう」さらに、「幸福とは本来物が語るものではなくて心が語るもの」と書かれています。

私はこの本を読みながら右のポケットにはいつまでも夢が入っている。でも左のポケットにはこの70年間で多くの人が十分過ぎるくらいのモノを入れたと思うのです。

これからは違う何かを入れる時代なのだけど、いったいなんだろうと思います。もしかしたら右ポケットの夢を無くした時代なのかもしれませんが、それは幻想です。

夢をもたない人はいても夢をもてない人はいません。それならば私は右のポッケに夢を入れ、左のポッケに夢をかなえる取扱説明書を入れたいと思います。

いろんな情報に惑わされず夢のトリセツをじっくり読んで50歳からの生き方、それまでの生き方を模索していこうと思います。

もしかしたら50代から人生を楽しむ人、後悔する人は、夢のトリセツの一部なのかもしれません。

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