今、高齢貧困者が増加していて、多くの方が、老後への不安を抱いています。
「節約しなくちゃ」とか、「老後資金はいくら貯金する必要があるの」など、悩みが絶えない状況です。
私は、貧困であっても、感動を追いかける生活にするために、小さくても畑があった方がいいと思います。
高齢貧困者は増加しているものの、貧困率は低下傾向にあるとの分析結果がでています。
逆に貧困率が上昇しているのが子供世代であり、その世代にも手厚い政策をして欲しいと思うのです。
ですが有権者に占める65歳以上の割合は、2012年には約30%でしたが、2050年代には45%に達すると言われています。
なので高齢者に有利な政策を実施せざるを得ない状況が政治にはあるようです。
このように高齢者にとって優遇されているような状況でも老後の不安は高まるばかりです。
老後破産という言葉をご存知でしょうか、新聞や雑誌などを読んでいると様々な理由があります。
私が感じたのは、いくらお金があっても状況によって全く意味が無いものだということです。
けして老後の資金を貯める事が良くないとか、間違っていると言っているわけではありません。
楽しそうな高齢者とはどんな人なのでしょう、私が介護福祉士として関わった人には、少年のような、少女のような表情をして生活している90代もいました。
このように書くと大勢の前で笑っている場面を想像したかもしれませんが、そうではなく、その人なりの明るい表情ができる人なのです。
だから、友達が大勢いるから楽しくしているわけではなくて、何かに集中できる趣味があると生活が全然違うということです。
笑ってたし、こだわりをもって生活されていたのですが、そんな方の多くが畑で野菜作りをされていました。
ここに貯金は貯蓄にはならないヒントが隠されていて、お金はなくなれば跡形も無く消え去るでしょうが、畑で何かを作る技術はあなたが生きている限りなくならないのです。
「畑仕事じゃないとダメですか、他の趣味ではダメですか」そのような声が聞こえてきそうですが、生きて行くための1つの手段としての「畑」というのが私の考えです。
それは畑で作物を作るということは、食費の削減、日々の楽しみ、収穫の感動など、多少なりとも生きるために役立つからです。
「高齢者移住構想」のように老後に地方で暮らす方も今後多くなることでしょう。以前住んでいたところより、今の生活の方が充実していると、笑って過ごして頂きたいです。
節約はお金を貯めることではなく、生活スタイルそのものであるべきだと思います。
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