えっ、借り入れ期間中は利息を含め返済の必要がない？しかも、預金や年金がなくても生活に困らない方法なのです。これで老後の生活の不安も、なくなるかもしれません。
高齢者の増加に伴ってリバースモーゲージを扱う銀行が増えてます 。最終的には現在住んでいる住宅に誰も住まなくなると考えている高齢者の人に向いている制度です。
それにしても、なんか、いい事尽くめ・・過ぎませんか？
リバースモーゲージは、自宅の土地や、建物を担保にして銀行、自治体などから老後の生活資金を借り入れる仕組みなのですね。
老朽化した住宅には価値がつきにくく 、土地が担保になることが多いです。通常の借り入れならば、借り入れている期間は利息を含めた返済が待っているはずですね。
特徴は、公的プランとして地方自治体が行っている福祉資金貸付制度。厚生労働省が行っている、長期生活支援資金貸付制度。
民間プランとして、金融機関で商品として（不動産担保型生活資金）扱われている場合も返済はありません。住宅ローンの一括返済が可能なのは魅力的ですね。
アメリカでは1960年代から導入され ている制度で、1981年に武蔵野市が全国に先駆けて導入されました。
有料老人ホームや、最近たくさん建設されている、サービス付き高齢者住宅への入居時には、まとまった高額の資金が必要になります。
以前はこのような場合、このまま施設でお世話になるのだからと、自宅を売却するケースがよくありました 。
ホームに入居したからといっても、時々は自宅に帰りたいという施設入居者は沢山おられます。
自宅がまだあると思うだけで、心が安らいだり、安心される方もおられます。いろんな思い出の詰まった場所なのですから、当然かもしれません。
リバースモーゲージを利用すれば、自宅を所有したまま融資を受けることが可能なのですね。それに、昔からの夢だった日本全国を旅行したいという願いをかなえたり。
孫が大学に行く学費として使う方もおられるようです。使い方は自由ですし、基本的には所有する不動産の評価額の７割くらいが極度額になります。
その範囲でしたら何回でも借りることができますし、自己資金を温存して活用すれば、老後の生活資金が増えることになります。
ただ、これで必ず老後の生活が安泰と考えることは出来ないのですね。リスクも当然ありますし、最近ニュースにも取り上げられ、よく耳にする老後破産の根本的な対策ではないのです。
老後に必要な資金は3000万円と言われていますが、老後破産されたケースでは、30000万円以上の貯蓄があっても、大きな病気など、想定外のことがあった場合が多いです。
なので、借りたお金だけを頼りにしていた場合、 想定外のことで借りられるお金を全て使ってしまうリスクもあるのですね。使える借入金がなくなり、別の収入がない場合は生活することが出来ません。
返済はなくても生活するお金がなくなる場合もあります。他には、5千万円の土地であっても、査定の判断で、2千万円しか融資されない場合もあります。
それならば、普通に売却したほうが資金として手元に多く残ります。リバースモーゲージはリスクはありますが、うまく使えばより楽しく老後生活が送れます。
活用する、しないに関わらず、これから計画を立てて、楽しく老後生活をエンジョイできる対策を考えてみて下さい。
最後に、「あなたの人生に脚本家がいるとすれば、それはあなたであり、 そして主人公でもある」という言葉を送らせていただきます。
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